茶席の禅語

                           

 
一轉語(いってんご)心機を一転させる語。迷いを転じて悟りを開かせる一語。
 
什麼(いんも)
恁麼(いんも)
中国宋時代の俗語で、多く「の」を伴って疑問を表す。どのよう。いかよう。また、「に」を伴って指示を表す。このよう。かくのごとく。
 
 
偈(げ)悟りの境地などの宗教的内容を表現する漢詩。偈頌(げじゅ)。詩偈。頌。
 

乾坤(けんこん)

天と地。
 
居士(こじ)出家をせずに在家で修業を行う修行者。
 
 
偈頌(げじゅ)偈(げ)に同じ
 
頌古(じゅこ)いにしえの故事に対して、偈頌を付して鑽仰すること。
 
拄杖(しゅじょう)禅宗の僧が行脚する時に、錫杖の代わ りに用いた杖。
 
首座(しゅそ) 禅寺の僧階で、修行僧の中で第一席にある人。住持の次席。
 
小参(しょうさん)上堂(大参)に対して、禅寺の住持が修行僧に親しく修行の心得や家訓を説くこと。
 

上堂(じょうどう)

禅宗で住持または導師が法堂に上って修行者に説法すること。
 
人間(じんかん)人の住んでいる世界。世間。世の中。
 
新到(しんとう) 僧堂に入門して間もない雲水のこと。
 
真如(しんにょ) 「真」とは真実、「如」とは如常、不変の真理そのものをいう。
 
甚麼(じんも)何。どこ。いつ。
 
禅客(ぜんかく)禅の修行をする者。参禅に来た者。禅寺で、住持の説法に際し、住持と問答をする役目の僧。問禅。
 
作麼生(そもさん)中国宋代の俗語で、 いかに、どうして、いったい、禅問答のとき、さあどうだ、いかに、というように相手の返事を促すのに用いた語。作摩生。什摩生。什麼生。
 
 

大衆(だいしゅ)

多くの僧の集まり。また、その僧たち。衆僧。だいす。
 
檀越(だんおつ) 布施をする人(施主)。梵語の「dāna-pati(ダーナパティ)」の漢訳。檀那・檀家・檀中・檀徒。
 
 

衲僧(のうそう)

禅僧。禅の修行者。達磨門下の修行僧。坐禅人。衲僧子。
 
 

般若(はんにゃ)

悟りを得たときにあらわれる智慧。真理を把握する智慧。パーリ語の「パンニャ」(あまねき知る)の音写。
 
分歳(ぶんさい)除夜の宴。『風土志』に「除夕之夜、・・・長幼聚飲、祝頌完備、稱為分歳」とある。
  
碧潭(へきたん)水が青々としている深い淵。
 
拂子(ほっす) 獣毛や麻などを束ねて柄をつけたもの。もとインドで蚊・ハエやちりを払うのに用いたが、のち僧が説法時に威儀を正すのに用いる法具となる。
 
 

 

 
 
  
 

 

 
 
  

 
  
  
  
  
 

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